花粉症やアトピーなどのアレルギーを腸内細菌が防いでくれる!

腸と腸内細菌

花粉症には、日本人の3人に1人がかかっているといわれます。
アトピー性皮膚炎や喘息は、重症化すると日常生活にも大きな支障をきたします。

アレルギーは現代社会を悩ます深刻な病気です。

アレルギーは、免疫が暴走することによって起こります。
本来は、免疫はウィルスや病原菌などの外敵と戦うための仕組みで、免疫細胞がつねに全身をパトロールし、敵を見つけては攻撃し排除してくれています。
しかし、免疫細胞が本来は無害な花粉などに過剰反応するようになり、暴走を始めてしまうことがあります。
これが、アレルギーです。

免疫細胞の暴走を止めるTレグについても、腸内細菌がカギを握っています。

アレルギーや自己免疫疾患の予防・治療には、腸内細菌が重要な役割を果たします。

Tレグ(制御性T細胞)は、他の免疫細胞の暴走を抑える〝なだめ役”をしている特殊な免疫細胞です。

未熟なT細胞は、腸内細菌が作る「短鎖脂肪酸」によりTレグに誘導されます。
すなわち、短鎖脂肪酸の一種である酪酸が未熟なT細胞に働きかけ、DNAのスイッチを切り替えることで、Tレグへの道を歩ませます。
これは、本来部外者である腸内細菌が、なだめ役であるTレグを増やして免疫を寛容にして自分たちの生存を維持するための行為です。
この行為は一方で、人間の側にも免疫の暴走が起こりにくくなり、アレルギーや自己免疫疾患を防げるというメリットがあります。

2014年、ローザンヌ大学の研究チームは、マウスに食物繊維が多い食事を与えると、アレルギー反応が少なくなることを示しました。
すなわち、食物繊維が多めの食事をすることで、腸内フローラが出す短鎖脂肪酸が増え、アレルギー予防に役立ちます。

【NHK健康チャンネル】NHKスペシャル「人体」 万病撃退!”腸”が免疫の鍵だった

あなたの全身を怖い病気から守る「免疫力」が、実は「腸」で生み出されていることがわかってきました。急増するアレルギーを根本から抑える鍵も、腸にあり!いま話題の「腸内細菌」が、腸に密集する免疫細胞と不思議な”会話”を交わしながら、あなたの命や健康を支える驚異の仕組みに迫ります。

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