3-6. 腸内フローラは新たな臓器である!

腸と腸内細菌

腸内フローラは新たな臓器だ

腸内フローラの細菌たちは、様々な物質を作り出し、全身に影響を与えています。
この様子を、科学者たちは「腸内フローラは新たな臓器だ」と表現します。

臓器は言うまでもなく、私たちの体の一部です。
だから、腸内フローラは、臓器と同様に私たちの体の中で必要不可欠な存在であるという意味です。

今まで、腸内フローラという重要な臓器を見逃したままで、人体の仕組みを考えていました。
新しい臓器が一つ見つかったと思えば、医療のあらゆる分野で新発見が続いていることも当たり前と言えるでしょう。

慶応義塾大学医学部教授の伊藤裕氏は、「腸内フローラの研究には、我々の医学を次のステージに押し上げる力がある」と言います。

また、こうも言います。
「腸内細菌を使った治療は、今までの薬よりも、優しく、穏やかに効く可能性がある」

現在、私たちはさまざまな化学物質を合成して薬を作っていますが、副作用を避けて通ることはできません。
しかし、腸内フローラに働きかけ、細菌たちの力を借りて健康になる方法は、本来私たちの体に備わっている力を引き出すものであり、副作用が少ないのではないかと期待されています。

腸内フローラ次第で、太りやすい、太りにくいが変わり、さらには「がんのかかりやすさ」といったものにまで影響を与えることが判りました。
私たちが今まで、〝個性”と呼んでいたもののなかには、実は〝腸内フローラの個性”が含まれていたことになります。

これは、とてもうれしい情報です。
個性を決めているのが「遺伝子」であれば変えることは難しいですが、腸内フローラであれば、変えていける可能性があるからです。

いま世界中で研究が続けられ、その成果は着実に私たちの元へ届きつつあります。
腸内フローラを知ることで切り拓かれる、医療のフロンティア。
その出発点に人類は立っています。

さらに我々は上記の如き研究の成果を待つまでもなく、乳酸菌発酵エキスの摂取という手段により、既に「上記医学の次のステージ」に立っているのかもしれません。

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