3-8. 腸内細菌が脳に〝話しかける”ことで、うつ症状が改善する?

腸と腸内細菌

腸内細菌で記憶力がアップする!?

アイルランドのコークカレッジ大学で、脳科学者であるクライアン氏と精神科医のディナン氏は10年以上前から共同研究を続けており、「脳の機能と腸内細菌の関係」を探る研究を始めています。

マウスの実験では、記憶力、集中力、認知能力などの機能が、腸内細菌と関係していることがわかりはじめています。
人間の実験の結果はまだ出ていませんが、「腸内細菌が脳機能を高める」という実験に取り組んでいます。

そもそも、脳と腸が関係していることは、古くから医療の現場では知られていました。
「脳腸相関」と呼ばれ、脳がストレスを抱えると下痢や便秘になり、逆に、腸の調子が悪いと不安やうつ症状を引き起こします。
そして、そこに腸内細菌が密接に関係していることが明らかになってきました。

そのメカニズムとして浮かび上がってきたのが、腸と脳をつなぐ、ある特別な「神経」です。

脳の原点は腸にあった!

人間の脳は1000億個の神経細胞がネットワークを作り、電気信号をやりとりすることで、記憶したり、考えたりしています。
一方、腸にも神経細胞があり、腸管の周りをびっしりと覆うネットワークを作っています。
「腸管神経系」と呼ばれ、人体の中では脳に次いで2番目に神経細胞が集中している臓器です。

腸管神経系の神経細胞の数はおよそ1億個。
イヌの脳とほぼ同じです。
腸は〝考えている”のでしょうか?

生物の進化の歴史を考えると、腸が〝考えている”としても少しもおかしくありません。
そもそも脳の原点は腸だったと言われているからです。

私たちの祖先は、クラゲのような生き物でした。
腔腸(こうちょう)動物と呼ばれ、食べものを取り込む口と排泄物の出口が一つになった巾着袋のような体です。

このころ、まだ脳はありませんが、腸の周囲には神経が張り巡らされていて、口から物が入ってきたら食べ物かどうかを判断して消化の指令を出し、吸収が終われば排泄するなど、腸が行うべき一連の動きを司っていました。

この神経系が次第に発達していき、いつしか分離して、全身を制御するようになったのが「脳」だと言われています。

腸は「第2の脳」と呼ばれることがありますが、進化の過程を考えれば「第1の脳」と呼んだほうがいいのかもしれません。

腸内細菌と脳をつなぐ特別なルート

通常、脳と全身は背骨の中を通る「脊髄」を通してつながっていますが、腸にはこのルートとは別の〝直通回路”があります。
それは「迷走神経」と呼ばれる神経です。

迷走神経はいわゆる自律神経の一種で、普段私たちの意識にのぼらないところで、体のさまざまな機能を調整しています。
とくに気分や感情に強い作用を及ぼしています。

その実例が、うつ病患者の治療に使われる「迷走神経刺激療法」です。
手術によりって鎖骨の奥に電極を埋め込み、人為的に迷走神経を刺激することで落ち込んだ気持ちをやわらげるという治療法です。
アメリカを中心に欧米の国で行われていて、薬物治療が効かない難治性のうつ病患者に対して有効とされています。

以上のように、腸と脳はどちらも数多くの神経細胞を持ち、それをつなぐ直通回線として迷走神経があります。
そこに腸内細菌がどう関わってくるのでしょうか?

最近の研究で、腸内細菌には神経細胞を刺激する能力があることがわかりました。

神経細胞は刺激を受けとったり、その信号を伝達するときに、神経伝達物質を使います。
神経伝達物質には、セロトニンやドーパミンなどがあります。
腸内細菌は、これらの「神経伝達物質」を作ることが明らかになりました。

腸内細菌が作った神経伝達物質を腸の神経が受け取ると、それは刺激として次々と神経細胞に伝わっていきます。
そして、〝直通回線”である迷走神経を介して、脳にも届けられます。
大げさに言えば、腸内細菌は脳に対して話しかけるルートを持っているのです。

うつ病治療として腸内細菌が使われる日がくる?

前述のカナダ・マクマスター大学准教授のプレミシル・ベルチック氏は、「腸内細菌をうつ病などの「こころの病」の治療に活かすことができるか否か、臨床研究を行っています。

ベルチック氏は、
「今のところ、どうやら細菌を飲むことでうつ症状に対する効果がありそうです。
将来、精神疾患の治療に腸内細菌という新しい選択肢が出てくることでしょう」
と、述べています。

腸内細菌は、脳に話しかけるルートを持っています。
腸内細菌でうつ病を治療できるかもしれません。
そうであるならば、乳酸菌発酵エキスの摂取は、うつ病にも効果があるということではないでしょうか?

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株式会社光英科学研究所 村田公英|KENJA GLOBAL

乳酸菌に人生を 懸けた男今でこそ馴染みある存在となった乳酸菌も、かつてエビデンスのないそれに対して、世間の目は厳しかったという。そんな時代から「乳酸菌で世の人々を健康にする」という夢を背負い、その道を歩んできた賢者。業界で注目される存在となった今も「やれるところまでやってやる!」と熱っぽく語る。

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