3-11. 腸内フローラは5歳までに決まる!?

腸と腸内細菌

腸内フローラは5歳までに決まる!?

生まれたばかりの赤ちゃんは、菌の種類が少なく、腸内フローラが未発達です。
生後6か月ほど経つと、ビフィズス菌が90%以上を占めるようになります。

次第に、他の種類の菌が増え、ビフィズス菌の割合は減っていきます。
多種多様な菌が棲むようになっていくことを、「多様性の獲得」などと呼びます。
この多様性が、大人の腸内フローラの健康度を表す指標になります。

どんな菌が、どのくらいの割合で棲みつくのかは、人それぞれまったく違います。

だいたい5歳ぐらいまでに腸内フローラの構成が決まってしまい、
その後は、大人になっても、ほとんど変わることはありません。

ただし、食生活などで小さな変化は絶えず起きています。
その小さな変化が、健康を大きく左右するのです。

そして、老化が始まると、腸内細菌の種類が少しずつ減り、
〝多様性”が失われていくことがわかっています。

さて、私たちの腸内に棲む、多種多様な細菌たちは、
母親から受け継いだものだけではないとすると、どこからきたのでしょうか?

日本人にだけ、海藻を消化する腸内細菌が棲んでいるワケ

腸内フローラは人によってまったく違いますが、それを示したのが下図です。

便の中に含まれる細菌の遺伝子を分析することで、
どの種類の細菌がどのくらいいるのかを調べ、割合を示しています。

「種」で分類すると、数百種類になってしまうので、
それよりひとつ大きなグループわけである「属」という分類で上位5つまでを示しています。
この割合はいつ調べても、ほぼ変動せず、個人個人でかなり安定しています。
1か月後に調べたとしても、同じ人であれば、ほぼ同じ割合で検出されます。

3人ともまったく違いますが、よく見ると、BさんとCさんは割合こそ違うものの、上位4つまでの顔ぶれは同じです。
これは、かなり似ている腸内フローラです。
じつは、Bさんが母親、Cさんはその子ども(3歳)だからです。

こうした構成は、100人調べれば100通りの結果が出てきます。
ある人にいる菌が、別の人にいないことは、よくあります。
この例では3人とも、ビフィズス菌のグループである「ビフィドバクテリウム属」の菌がいますが、なかにはビフィズス菌が全然いない、という人もいます。

腸内フローラは、まるで指紋のように、個人個人で違っているのです。

 

でも、一見、まったく違うAさんとBさんも、さらに詳細に比較していくと「似ている」とも言えます。
それは、どちらも日本人だからです。
腸内フローラは国ごとに特徴があって、たとえば、ある国ではこの種の菌が多いが、別の国ではまったくいないといった具合に、国によって、いる・いないがはっきり分かれたりします。

その違いはかなり明確で、
腸内細菌の構成を調べるだけで、どこの国の人か判定できてしまう
ほどです。

日本人同士で比較しているうちは共通点がないように見えても、
外国人と比較をしてみると、日本人同士はかなり近いのです。

国ごとに違いが現れる理由は、大きくふたつ考えられます。
ひとつめの理由は、食生活です。
私たちが食べるものは、腸内細菌のエサでもありますから、
似たような食生活をしている人は、似たような腸内フローラになるでしょう。

しかし、食べ物がいくら同じでも、もともと住み着いている菌が違っていたら、
同じ腸内フローラになるはずがありません。

そもそも、ある菌が腸内にいる・いないを決めている仕組みは別にあるのです。
それがもう一つの理由、「感染」です。

私たちの腸内細菌は、生まれたあとで、なんらかの形で入ってきたものです。
これは、いわゆる「感染症」の仕組みと同じで、
どこかで菌に接触することによって、もらってくるものです。

どんな菌に感染するかは、その国でどんな菌が〝流行”しているかによって決まります。
腸内細菌は人から人へ、ある世代から次の世代へと、感染していくものなのです。

人間の場合、腸内細菌を母から子へ直接受け継ぐ個人レベルの継承と、
もっと大きな集団としての継承、
たとえば日本人というグループ全体としての継承があります。

その証拠となる、ちょっと面白い話があります。
日本人の腸内フローラを遺伝子解析すると、「海藻を消化する遺伝子」が見つかります。
これは、他の国の人の腸内フローラからは見つかっておらず、
「スシ・ファクター」などとも呼ばれているそうです。

コアラにロンピネラ菌が棲んでいるように、日本人の腸内には〝海藻消化菌”がいるのです。
海に囲まれて暮らす日本人の祖先は、
いつのころからか〝海藻消化菌”を腸内に住まわせるようになり、
私たちはそれを代々受け継いできたと考えられます。
私たちのお腹の中にいる細菌たちは、ご先祖様から授かった大切な財産なのです。

 

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腸と腸内細菌

株式会社光英科学研究所 村田公英|KENJA GLOBAL

乳酸菌に人生を 懸けた男今でこそ馴染みある存在となった乳酸菌も、かつてエビデンスのないそれに対して、世間の目は厳しかったという。そんな時代から「乳酸菌で世の人々を健康にする」という夢を背負い、その道を歩んできた賢者。業界で注目される存在となった今も「やれるところまでやってやる!」と熱っぽく語る。

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